メンズ着物はどこで買う?通販・リユース・お店の選び方

「メンズ着物に挑戦したいけど、どこで買えばいいんだろう?」

ネットで検索すると、リユース着物が安くておすすめという情報が出てきたり、呉服屋さんの高級な着物が出てきたり…情報が多すぎて、結局どこで買えばいいかわからなくなる人も多いのではないでしょうか?

「リユースなら数千円で買えるらしいけど、本当に大丈夫?」「お店に行ったら高いものを勧められそう」——そんな不安もありますよね。

この記事では、メンズ着物初心者に向けて、現実的でおすすめの購入方法を整理しました。

まだ何を揃えればいいかわからない方は、こちらを先に読むのがおすすめです。

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目次

初心者は「仕立て上がりの着物を、店舗で買う」のがおすすめ

結論から言います。初心者は仕立て上がりの着物を、店舗で買うのが一番おすすめです。

理由はシンプルで、失敗が少ないからです。

  • サイズを選んで買える
  • 店員さんに相談しながら決められる
  • 素材感を実際に手に取って確認できる

「リユースが安くておすすめ」という情報も多いですが、メンズの場合は少し事情が違います。理由を順番に説明していきます。

リユース着物が初心者に難しい理由

リユース着物は確かに安いです。数千円で着物が手に入ることもあります。

ただ、メンズの場合は「安いから初心者向き」とは言えない事情があります。

男性物のリユース着物はそもそも数が少ない

リユース着物の市場は、圧倒的に女性物が多いです。男性物の流通量が少ないため、選択肢が限られます。

ネットで探しても、店頭で探しても「自分に合いそうなもの」が見つかるまでに時間がかかります。

サイズが合いにくい(時代差の問題)

これが一番大きい問題です。

リユース着物は昭和初期〜昭和中期のものが多く、当時の男性と現代の男性では平均身長や体格が違います。具体的には、現代の方が10cm以上身長が高いことが珍しくありません。

着物にもサイズがあり、身長に合わない着物を着ると、丈が短すぎたり袖が足りなかったりして格好がつきません。

見極めには知識が必要

リユース着物の良し悪しを判断するには、生地・糸・仕立て寸法などの知識が必要です。

「破れていないか」「シミがないか」だけでなく、「自分の体型に合うか」「素材は何か」まで含めて見極める必要があります。これは初心者にはハードルが高い作業です。

つまり、リユース着物は「安いけど簡単ではない」選択肢です。慣れてくれば掘り出し物が見つかる楽しみもありますが、最初の一着には向きません。

仕立て上がりの着物がおすすめな理由

「仕立て上がりの着物」とは、すでに着物の形に縫い上がっていて、買ってすぐ着られる状態の着物のことです。

初心者におすすめする理由はこの3つ。

サイズが選べる

S・M・L・LLのようにサイズ展開されているものが多く、自分の体型に合わせて選べます。試着できる店舗ならなお安心です。

すぐ着られる

呉服屋さんで反物(ロール状の生地)から仕立てると、出来上がりまで1〜2ヶ月かかります。仕立て上がりなら、買ったその日から着られます。

失敗しにくい

サイズ・素材・価格が明示されているので、想定外の失敗が起きにくいです。「届いてみたらサイズが合わなかった」というリユース品にありがちなトラブルが避けられます。

店舗で買うと安心な理由

初心者が買うなら、ネットよりも実店舗がおすすめです。

サイズ相談ができる

「自分の身長だとどのサイズが合いますか?」と店員さんに聞けば、的確に教えてもらえます。試着もできるお店なら、実際に着たイメージを確認できます。

素材感を確認できる

ポリエステル・綿・麻・絹それぞれの手触りや見た目は、写真や説明文ではなかなか伝わりません。実際に触ってみることで、自分の好みがはっきりします。

不安をその場で解消できる

初心者ほど不安や疑問が多いものです。「これに合う帯は?」「家で洗える?」など、その場で店員さんに聞けるのは大きなメリットです。

ちなみに東京なら「藤木屋」のようにメンズ着物を専門に扱うお店があります(筆者もスタッフとして関わっています)。メンズ着物を専門に扱うお店は全国的にまだ少ないのが正直なところです。このサイトでも、良いお店が見つかり次第エリアごとに紹介していく予定です。

百貨店の呉服売場でもカジュアルなメンズ着物を扱っていることがあります。

価格の目安

「メンズ着物っていくらくらいするの?」という疑問に答えるため、価格の目安をまとめました。

  • 仕立て上がりの着物:1万5千円〜。3〜6万円が中心価格帯
  • 浴衣:1万円以下でも見つかる
  • 正絹を呉服屋で仕立てる場合:10〜50万円程度

正絹を仕立ててもらうとぐっと値段が上がりますが、初心者がいきなりこの価格帯に手を出す必要はありません。

仕立て上がりの3〜6万円帯なら、品質も着心地もしっかりしていて、最初の一着として十分満足できます。

価格で諦めそうなら、浴衣から入る手もある

「3万円でも高い…」と感じるなら、まずは浴衣から始めるのもアリです。

浴衣は着物よりも価格が低く、1万円以下で揃えられるものも多くあります。素材も綿や綿麻が主流で、洗濯機で洗える気軽さも魅力です。

基本的には夏のアイテムですが、寒い時期は温かい洋服の上から羽織るというカジュアルな着方も可能。「とにかく一度着物に近いものを着てみたい」という人には、価格で諦めないための選択肢になります。

※浴衣は本来、夏の夕方以降や湯上がり、室内着が主な用途です。「年中着られる」というよりは「価格のハードルを下げるための入口」として捉えてください。

浴衣で着物の感覚をつかんだあと、本格的に着物デビューする——というステップアップもおすすめです。

ネット通販はいつから使うべき?

「ネット通販で買えば安いし楽じゃない?」と思う人もいるでしょう。確かにネットなら同じ商品が店舗より安く買えることもあります。

ただ、初心者がいきなりネットで買うのはおすすめしません。

サイズ感がわかってから使うのが安全

一度店舗で買って自分のサイズがわかってからなら、ネット購入もスムーズです。同じブランド・同じシリーズの商品なら、サイズ感に大きなズレは出にくいので安心して買えます。

2着目以降の追加購入に向いている

「気に入った着物の色違いが欲しい」「同じブランドで違う柄を試したい」など、2着目以降の追加購入にはネットがとても便利です。価格も比較しやすく、選択肢も豊富です。

レビューや寸法の確認は必須

ネットで買うときは、商品ページの寸法(身丈・裄丈・袖丈など)を必ず確認しましょう。レビューも参考になります。「身長○cmでLサイズがちょうどよかった」のような口コミは、サイズ選びの強い味方です。

まずは1着、見に行ってみてください

あれこれ調べても、最終的には実物を見るのが一番です。

お店に行って、実際の着物を見て、店員さんと話してみる。それだけで「あ、こんな感じなんだ」というイメージがぐっと具体的になります。

買わずに帰ってきても全然OK。「とりあえず見てみる」が最初の一歩です。完璧な準備をしてから動くより、まず動いてみる方が結果的に早く始められます。

着物を買ったら、次は着こなしです。
シンプルに真似できるコーデをこちらで紹介しています。

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着物を手に入れたら、次は実際にどう着こなすかですね。

メンズ着物のコーディネートのコツや、洋服とのミックススタイルについては、「メンズ着物の着こなし方:洋服ミックスや街着スタイル」で解説しています。

また、揃えるべきアイテムをもう一度整理したい方は、「メンズ着物は何から揃える?初心者がまず用意するもの」もあわせてどうぞ。

気軽に、自分のペースで着物ライフを始めてみてください。

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この記事を書いた人

東京キモノショー実行委員|男の着物「藤木屋」スタッフ
博士(工学)から着物男子に転身👘
初心者でも真似しやすい「男の着物コーデ」や「カジュアル和装」を発信中。
メンズ着物をもっと身近に!

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